「魔性の子」

ようやく読み終えました。読み始めたのが8月上旬だったのですが、結局数十ページ読んだ後、あまり落ち着いて本が読める気分ではなかったので、半月以上ほったらかしだったのです。
で、3日前くらいから続きを読み始めたのですが、さすが小野主上としか言いようのない作品でしたね。私はホラーの類が一切ダメなのですが、これはまぁ十二国シリーズを読んで怖い部分の正体を知っていたから大丈夫だったというのもあるのでしょう。が、段々とエスカレートしていく周囲の惨劇に本を途中で閉じること自体が怖いというか、早く正体を知ってほっとしないとこちらが落ち着かないというか、ぐいぐい話の中にひっぱっていってくれるので一気に読んでしまいました。
というか、魔性はお前じゃーー！と小野主上に訴えたいほど感服した作品です。
現代日本の高校が舞台なので、ツボに入る高校生キャラが何人かいた…。男子校だし、色々と美味しい要素も盛りだくさんなのですが、萌える前に怖さで背筋ぞくぞくしちゃうしなー（おい）。

それにしても、6月はほとんど本が読めなかったよ。あーあ…。
その反動かなにか分かりませんが、親友との待ち合わせまでの時間を潰すのに本屋うろついて文庫4冊を購入（ハリポタは今日は見送り…つーか私まだ4巻読んでないしな）。今月はいっぱい読むぞーｖ

「ハイスクール・オーラバスター オメガの空葬」

久しぶりの新刊ですので、発売日を心待ちにしてました。
会社を出ると駅前で立ち寄った2件目の本屋にてゲット。電車と帰宅後に貪るように読みましたが、…ずいぶん暗い話になっちゃいましたね、このシリーズ（苦笑）。
いよいよ佳境に入ってきたかなというストーリー展開になってますが、十九郎の心の動きを追っかけるのに必死で、あまりサクサク読める感じではないですね。
これも前作同様、前後編の片割れらしいので次回作ですが、従兄弟カップル（違）のどことなくぎこちない関係にそろそろ決着がつくのかな…というよりも更にどん底に落とされそな気がしなくもない…。

若木先生、どうやらずっと調子が悪かったご様子。作家でおおよそ心身ともに健康、エンジン絶好調です！っていう話、そういえばあんまり聞かない気がします…。

「娼年」

石田衣良に興味を持って、悩んだ挙句にこの本から読んでみる事にしたのですが、かなり面白かったです！
それほど長い話ではないこともあって一気に読んでしまいました。文体も読みやすいですし、タイトルほどいやらしげなムードはないです。むしろさっぱりしてる感じですね。主人公の男の子がやけに可愛く見えました。どちらかというと男性よりも女性受けしそうな作品のような気がしました。
やっとお気に入りの作品に出会えた、というカンジです。他の石田衣良作品も読みたいけど、次は2〜3日前に衝動買いした「二人のガスコン」に手つけるかな。

「図南の翼」

だいぶ前に読み止めてしまった十二国記シリーズの「図南の翼」を、ようやくのことで読み始めたら一気に最後まで読んでしまいました。
ヤバイ。
面白い。
小野主上サイコーです。

つーか、なんで今まで積ん読してたのさ私……（泣）。
まぁ、理由は珠晶というキャラクターが最初ちょっと苦手だと思ったからだったんですが、本編全部読んで初めて納得が行きます。スッキリしました。

「黄泉がえり」

昨日の予感的中。バテました。午後から出社すると電話を入れたのですが、上司が「休んで良いよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えました。シンドい……。

夕べ、「黄泉がえり」の原作を読み終えました。映画の内容って全然違っていたんですね。平太の設定からして全然違うし。だけど、映画では分からなかった部分が分かりましたし、小説は小説で面白かったです。読みやすかったですしね。脚色も含めて映画も改めて好きになったカンジです。我慢できなくなって、今日またDVDを観てまた泣いてしまいました…。