「バッテリー」

率直な感想を言えば可もなく付加もなく…といったところかなぁ。
特記するほど不満はないし、その割にはちょっと物足りない気分。
映画としては別に悪くないんだけど、あさの先生の文章のキラキラしてる感じというか、原作読んだ時に感じた独特の雰囲気って、やっぱりなかなか表現できないものですよね。
海音寺さん存在感なかったなぁ～…。しょうがないか。っていうか、じいちゃんもあんまり…だったなー。お母さんの印象もだいぶ違う。まきこさんはもっと竹割ったみたいなカラっとした女性だと思ってたけどなー。
全体として、観客層を意識しすぎて作ってないかなという印象を持ちました。
若い子たちよ、野球(青春)はいいぞ、みたいな…。「バッテリー」の主点ってそこじゃない気がするんですけどねぇ。あくまで個人的な解釈なのでそこはなんとも。
なんだかんだいって、原作には登場しないヒロイン、無理して作る必要も特になかった感じで役者さんが一番可哀想かも、と思ったり。

ぐだぐだ言ってはおりますが、観てがっかりしたわけではないんですよー。野球のシーンはけっこう好きです。巧くんが走ったり投げたりするシーンは、何度観ても飽きないなぁと思いました。あと豪ちゃんの笑顔。
確かに野球はいいよ。